210929 山口正洋、山崎元、吉崎達彦 / 『ヤバい日本経済』 読書グラフィ 今日読んだ本
読書グラフィ 今日読んだ本
★山口正洋、山崎元、吉崎達彦 / 『ヤバい日本経済』
●これから就業者数よりも雇用者数のデータがより大事になってくる。
就業者のうち、自営業者や家庭内従事者というのは、
農家やパパママストアのような働き方の人が多いので、
ここは次第に減っていく。
●運転免許の保有者数
男性は減り続け、女性は増え続けている。
(中略)
だから軽自動車はまだまだ売れる、というのが自動車会社の読み筋。
●日本のギャンブル市場は、ギャンブルだけに限って見ると、
圧倒的に世界で大きいマーケットがある。
パチンコがずば抜けていて約20兆円、
宝くじだって約1兆円もあるそう。
シンガポールのマリーナベイ・サンズが好調だといっても、
日本の宝くじと同じくらい。
JRA、売上高でいえば2兆4000億円ほど。
一時は4兆円を超えていた時代があった。
●アドボカシー(advocacy)
「アドボケイト」と同じ語源で
「擁護・代弁」や「支持・表明」「唱道」などの意味を持ち、
同時に政治的、経済的、社会的なシステムや制度における決定に
影響を与えることを目的とした、
個人またはグループによる活動や運動を意味する。
(参考 https://ja.wikipedia.org/wiki/アドボカシー)
●世界トップ5のウォッカメーカーの中に
ロシア企業は1社も入っていないらしい。
●インドも中国みたいに経済発展していくのかといえば、
たぶんそうならないと思います。
インドが栄えるのではなく、インド人が栄えるのだと思う。
GDP(国内総生産)ではなくてGNI(国民総所得)で
ものすごい伸びを見せてくるんじゃないかと思う。
●がん保険という商品の面白い特性は、
つい入ってしまったらなかなか降りられない。
やめた瞬間にがんになったらどうしよう
という不安につきまとわれちゃうからです。
●アメリカの場合だと、「ライフセツルメント」という
保険のセカンダリーマーケットがあるので、
自分が加入している生命保険を売ることができる。
1億円の生命保険だったら、たとえば5000万円くらいで売れたりする。
買い手は、本当に半年後に亡くなれば、
そこで1億円を手にすることができる。そういう仕組みです。
□博報堂 原田曜平『ヤンキー経済』
●マイルドヤンキー
地方に住む 低学歴で低所得の若者のこと。
地方の消費動向の鍵を握っているといわれている。
ネットを使いこなすことはないけど、
都心の若者が関心を持たなくなった
自動車、酒、タバコなどへの消費意欲が旺盛。
移動性が低い。
買い物も近場のイオンですませるし、
自宅から数キロ圏内で暮らしているらしい。
家族、仲間、地元を大事にする。
小中学校のときの友だちと死ぬまで一緒という感覚を心地いいと感じている。
比較的大家族を構成。
●これからは生活にもう1回、
規模の経済性を取り戻したほうがいいかもしれない。
1人10万円では不安があるかもしれないけれど、
4人集まって暮せば、40万円で生活できる。
友だち同士、大家族かはわからないけれど、
工夫することによって生活の質を改善することはいくらでもできる。
だから、老後の暮らしにはこれだけのお金が必要
といった脅迫観念をあまり持たないで、
もっと生活の仕方を工夫したほうがいいんじゃないかと思います。