Product 商品開発のプロセス(0)全体編

商品開発プロセスの全体像

ここでは、商品開発のプロセス全体について俯瞰します。
商品開発のプロセスは、大きく3つに分けられます。

(1)商品企画

■市場調査~商品企画アイデア立案
●市場、競合品などの調査
●商品の方向性、コンセプト作成
●商品企画アイデア出し、立案
●部署内、社内提案

市場や競合を調査し、新しい商品の方向性を決め、商品企画アイデアを立案します。

(2)商品開発

■基本設計~デザイン~見積~提案
●基本設計
●外観デザイン
●見積仕様書の作成
●商品企画提案書の作成

■試作~評価~改良
●試作、評価
●試験実施、性能確認
●改良

■発注~量産準備~量産
●商品仕様書の作成
●印刷原稿(取扱説明書、パッケージなど)の作成
●検査項目表の作成
●初回出荷前検査

まず、商品化する商品企画アイデアの構造や材質を基本設計によって具体化し、外観デザインを加えて仕様をまとめ、コストを見積もります。
仕様やコストの折り合いがついたら、つぎに、試作をします。試作品は試験や検査で評価し、不具合があれば改良。必要があれば、再度試作して評価をします。この過程は量産できる見込みが立つまで繰り返します。
量産できる見込みが立ったら、梱包パッケージや品質管理のためのロット番号表示など、すべての項目を含めた最終的な仕様をまとめて発注します。その後、取扱説明書やパッケージ、商品に施すシルク印刷などのデータを作成して送り出します。
最後に量産時に使用する検査項目表を作成し、現地または入荷してきた初回(1st)生産を確認します。

(3)商品発売後

■品質管理、アフターサポート
●1stロット→2ndロットに向けた改良
●入庫検査
●良品化作業
●不具合品検証
●不具合データベースによる集計、工場へのフィードバック

初回(1st)生産ロットの販売後、不具合が発生した場合、つぎの2nd生産ロットでその不具合を改善すべく尽力します。
入荷した商品は可能な限り検査を行い、販売するのに不具合があるようであれば、良品化作業などの対応を取ります。
不具合品は現物を確認し、集計をとり、集計結果を工場にフィードバックしたり、不具合事例集としてまとめます。
営業・販売担当者やユーザーからよくあるお問い合わせ(FAQ)については、なるべく資料を準備して、対応する手間を減らしましょう。

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