211019 上野泰也 / 『トップエコノミストの経済サキ読み術』 読書グラフィ 今日読んだ本
読書グラフィ 今日読んだ本
★上野泰也 / 『トップエコノミストの経済サキ読み術』
●5か条の原理原則
(1)経済・金融市場に関する情報は、
時間的な空白をけっして作らず、入念に集める。
(2)経済統計の解釈は、紋切り型の報道をうのみにしない。
数字をもとに自分で考える。
(3)「日常の生活感覚」と整合しない議論は間違っていることが多いので、
疑ってかかる。
(4)自分の見方が正しいという自信がある場合、
「世の中の空気」に安易に流されない。
(5)日本の未来に「人口減・少子高齢化」が大きく影響することを
「軸」にして考える。
□増田寛也『地方消滅』
●仮に「ヒット商品番付」に
高級車が何年か続けてランクインするようなことがあったら、
景気動向への警戒姿勢を強める必要がありそうだ。
●景気動向と女性の髪の関連
・女性が好む髪の色は、
「好景気=黒など暗い色、不景気=茶など明るい色」が基本。
・女性が好むヘアスタイルは、「好景気=ロング、ウェーブ」が基本。
・ただし、芸能人の影響力が大きい場合もある。
・経済的な合理性よりも、女性心理の強気化度合いの方が、
髪の色を左右しやすい。
●シンギュラリティ(技術的特異点、Technological Singularity)
人工知能が人間の知性を超える段階のこと。
これを超えてしまうと、
科学技術の進歩を支配するのは人類ではなく、
人工知能やポストヒューマン(仮説上の進化した人類)になるという。
●2013年11月29日 日本経済新聞
「最近は原材料になるアルミニウム地金の価格が高く、
1円玉の製造コストは2~3円。
『つくればつくるほど採算割れの状況』(理財局幹部)」
●人工知能(AI)に関するある本に
「人間とAIで大きく違うのは、人間の場合は忘れることだ」
と書かれていた。
忘れてしまうから同じパターンの行動をとり、同じような失敗をする。
バブルが生成・崩壊を繰り返すというのは、そういうことだろう。