221014 岡本純子 / 『世界最高の話し方』 読書グラフィ 今日読んだ本
読書グラフィ 今日読んだ本
★岡本純子 / 『世界最高の話し方』
●スモールトーク(small talk)
雑談。
●コミュニケーションにおいて、「何を言うか」よりも
「相手をどんな気持ちにさせるか」のほうがよほど重要。
●確証バイアス
人間には、自分の考えを支持する情報ばかりを集め、
それに反する情報を無視する傾向があります。
●雑談や会話をうまく進めたいと思うなら、
「自分」が「投げやすい球」ではなく、
「相手」が「受け取りやすい球」をなげなければならない。
●ハーバード大学の神経学者
「自分のことを話すとき、
人はお金や食べ物、セックスと同じような快感を覚える」
「快楽ホルモン」ドーパミン放出と関連する脳の部位が
活発化するのが確認されました。
お金をもらうより、自分の話をすることを選ぶ人のほうが多い
という実験もあります。
これを裏返すと、相手に「マイク」を渡し、話をさせて、聞いてあげれば、
相手を快楽ホルモンで包み込んであげられるということ。
「マイク」を相手に渡して、
「相手に何を気持ちよく話してもらおうか」と考えることができれば、
結果として、雑談や会話はどんどん進むのです。
●雑談・会話では「話す」のではなく、「質問する」「聞く」、
つまり、口を開くより、耳を傾けることを優先させてみましょう。
「人の話を聞かない」ことが、
「社長のコミュ力の最大の問題点」として挙がりました。
●YesかNoで答える「クローズドクエスチョン」よりも、
相手に自由に答えさせる「オープンクエスチョン」のほうが
話は弾みやすいといわれます。
●6W1H(What Who When Where Why Which How)
●5分、10分の会話を切り抜ける 6門
(1)どう思う?
(2)どんな○○が好き?
(3)どうしたい?
(4)どこの出身?
(5)調子はどう?
(6)どうしたら?
●質問 4種類
(1)導入質問
「元気ですか?」「どちらの出身?」など
(2)聞き返し質問
聞かれた質問と同じ内容を聞く。
(3)フォローアップ質問
相手が言ったことに関する質問。
(4)ギアチェンジ質問
トピックを変える質問。
●「関心」ネタ 大ヒット商品の5つの法則
(1)身近
相手の「身の回りにあり、親しみやすいこと」
(2)悩み
相手の「気になっている問題」
(3)損得
相手にとって「損になること、得になること」
(4)便利
相手にとって「役に立つこと」
(5)影響
相手にとって「個人的に、社会的に影響があること」
●「関心」ネタ スキャンダルの法則
(1)流行
最近のこと、流行り
(2)有名
有名な人や企業
(3)苦労・失敗・葛藤
困難をどう乗り越えたか。
(4)感情
驚きや怒り、喜びなど感情を呼び起こす話。
(5)告白
秘密、はじめて話すこと。
(6)変化
何か新しいこと、増減。
●ほめ方 ミカンほかん(保管)の法則
・承認(”み”とめる)
相手の存在や行動に気づき、認めること。
・共感(きょう”かん”)
相手の気持ちや意見に同調し、賛同・肯定をすること。
・賞賛(”ほ”める)
優れた点をほめること。
・感謝(”かん”しゃ)
「ありがとう」と礼を言うこと。
●「1回叱ったら、6回ほめる」が、科学的に証明された最適割合。
・アメリカのコンサル会社の研究
「ポジティブ6」対「ネガティブ1」の割合がベスト。
●「ほめる→叱る→ほめる」は時代遅れ。
「叱るとき」と「ほめるとき」は、きっちり分けたほうがいい、
というのが最先端の考え方なのです。
●叱るとき 4つの要素
(1)叱るべき事実
(2)なぜ、それがダメなのか(理由)
(3)それについて自分はどう思うか(主観)
(4)解決策を提示させる。
●新聞の見出しが1行9~11文字で、2行だと合わせて20文字程度。
Yahoo!ニュースの見出しに合わせて、
一言を、13文字以内に絞り込むことをめざしてみましょう。
●punchline(パンチライン)
冗談のオチやキーフレーズ。
●13文字程度に「たたむ」5つの方法
(1)たとえ
ありきたりではなく、意外なものにたとえる。
(2)数字
「具体的な数字」を入れる。
(3)ベネフィット
「相手にとって得すること」が伝わる言葉を入れる。
(4)チカラのある言葉
「最強」「世界一」「神○○」「○○力」など強い言葉を掛け合わせる。
(5)「?→!」
最初は「えっ?」と思わせて、あとで「なるほど!」と思わせる。
謎めいたもしくは扇情的な言葉を入れる。
●アメリカの子どもが必ず教わる「説明の鉄板ルール」
これから「何を話すか」を冒頭で告げたうえで、その話をし、
最後に「何を話したか」をまとめなさい。
Tell them what you are going to tell them,
tell them, then tell them what you told them.
●PREP、PEELフレームワーク
Point-Reason(理由)-Example(事例)-Point
Point-Evidence(根拠)-Explain(説明)-Link(結論にリンクする)
「中身」の部分を「理由→事例」と分けて、
「結論→理由→事例→結論」の順番で説明していくという話し方。
●「3つあります」ロードマップ
結論を述べて、「その理由やポイントは3つあります」と説明をしていく方法。
3が多すぎず、少なすぎない、ちょうどいい「マジックナンバー」
「3」は座りのいい数として、昔から重用されてきました。
例:「ポイント」「理由」「課題」
「時間軸(過去、現在、未来)、「場所(欧米、アジア、日本)」など
●面白いプレゼンは基本的に『Problem Solution Fit』(問題-解決法)
というフレームワークを使う。
課題やお悩みなどの「問題」を提起し、その解決法を示すという展開手法です。
●心理学 暗黒の三元素(Dark Triad) 強権型
(1)マキャベリアン
個人の野望と利益に固執し、人との関係性より、権力や金を優先する。
(2)サイコパス
(3)ナルシシスト
●リーダーに必要といわれている2つの資質
(1)人としての好意度、温かみ(Likability)EQ
(2)有能さ(Competence)IQ
●そう・だ・わ
「そうだね」
「だいじょうぶ」「大変だね」
「わかるよ」
●ルサンチマン
強者に対して仕返しを求める恨みの念。
●Fight, Flight, Freeze(戦うか、逃げるか、固まるか)
●日本電産 永守重信
●立身出世物語
Rag(みすぼらしい人) to Riches(金持ち)
●コミュニケーションの最重要ルール
Show, don’t tell.(言うのではなく、見せろ)
相手に「絵を見せる」ように話しなさい。
●ほら吹き三兄弟といわれることもある
「孫正義」「永守重信」「柳井正」
●Flagging(旗で信号を出す)
重要なキーメッセージのところで、目立つように旗を掲げる。
●2種類のプレゼンター
(1)Informer ただ情報を説明するだけ。
(2)Performer 人の心を動かす。
●イギリスの思想家 ケン・ロビンソン TEDトーク オープニング
「学校教育は創造性を殺してしまっている」
「おはようございます。気分はいかがですか?
素晴らしいですね。私はすべてに圧倒されています。
だから、そろそろ帰ります。」
●メラビアンの法則
人の印象は大まかにいって、
「見た目が5割」「声が4割」「言葉が1割」で決まる。
●Zoom Fatigue ズーム疲れ
●自信があるフリをする
ハーバード大学 エイミー・カディー教授
力強く見せる「パワーポーズ」を2分間とれば、自信が湧いてくる。
●Fake it till you make it.
本物のまねをしているうちに、本物になれる。
●The bigger, the better.
大きければ大きいほどいい。
●屋上屋(おくじょうおく)
屋根があるのに、その上にさらに屋根を架けること。
機能が重複していて無駄であることのたとえ。
(出典:https://www.weblio.jp/content/屋上屋を架す)
例 ご協力をいただきますよう、改めてお願いします。
→改めて、ご協力をお願いします。
●filler words(穴埋め言葉)
「えー」「あー」「あのー」といった間を埋める言葉。
●pregnant pause(妊娠している間)
「これから何か重要なことを言うよ!」というときに、一コマ置くこと。
●コミュニケーションの超基本「あいうえおの法則」
(1)あ 「あいさつ」をする。
(2)い 「いいね!」ほめ上手になる。
(3)う 「うん、そうだね」耳を傾ける。
(4)え 「えがお」
(5)お 「お礼」を言う。「感謝」を「体質」にする。
●世界のリーダーのコミュニケーションのカタチが
「教官」型から「共感」型へと変質している。
「『共感』はリーダーシップの最もホットなトレンド」と言われ、
いまや全米の2割の企業で社員に、そのトレーニングが提供されているそうです。
一方で、そこには危険性も秘められています。
共感は自分の身内や、考えを同じくする人たちの間で共有されても、
その境界線を越えると、敵意に変わる可能性があるということです。
党や地域、国など、同胞への共感が、グループ内の結束を固める一方で、
「そこに所属しない人を攻撃するようになる」という側面もあるのです。
イエール大学のポール・ブルーム心理学教授は
「『共感』は偏見を生み、我々を部族的で、残酷にする」と指摘しています。
一段高い「共感」、つまり、
普遍的、全人類てきな「Compassion(思いやり、慈悲)」こそが求められている、
と言えるのかもしれません。
