220531 山下章太 / 『図解 不動産ファイナンスのしくみ』 読書グラフィ 今日読んだ本
読書グラフィ 今日読んだ本
★山下章太 / 『図解 不動産ファイナンスのしくみ』
●収益物件は、「純収益」と「利回り」だけで価格が決定されるため、
割安か割高かという判断が簡単です。
●グロス利回りとネット利回り
年間収益について、
・グロス利回り・・・
賃料総額(グロス・インカム)を利用したもの。
・ネット利回り・・・
管理費などの費用を控除した純収益
(ネット・オペレーティング・インカム(NOI))を利用したもの。
●PPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ(公民連携))
公民が連携して公共サービスの提供を行うスキーム。
●PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)
PPPの代表的な手法の1つ。
公共施設等の設計、建設、維持管理および運営に、
民間の資金とノウハウを活用し、
公共サービスの提供を民間主導で行うことで、
効率的かつ効果的な公共サービスの提供を図るという考え方。
●ノンリコースローンとリコースローン
・ノンリコースローン(Non-Recourse Loan)
不動産ファイナンス=ノンリコースローン
と言っても過言ではないくらい浸透している。
返済原資を不動産に限定した融資。
・リコースローン
一般的な融資。
●コベナンツ(制約条項)
借入期間において貸手と借手との間でする約束。
●トランチング(Tranching)
優先劣後構造を設けること。各部分をトランシェ(Tranche)という。
・返済順位によって「シニア」「メザニン」「エクイティ」
シニア(Senior)
通常の銀行借入だと思ってください。
「いつ・いくら支払う」というものが契約上定められています。
特に返済条件に制限はありませんので、
最も返済順位が高いトランシェ。
メザニン(Mezzanine)
中二階という意味。「シニア」と「エクイティ」の間にあることから。
・エクイティ(Equity)
単純に言うと株式。
不動産ファイナンスでは、匿名組合出資をエクイティとして扱う場合がある。
不動産から発生するほぼすべてのリスクとリターンを分配する。
●オフバランス取引
会社のB/S(バランスシート(貸借対照表))に登場しない(オフ)取引。
財務指標を良く見せることができる。
B/Sに計上される取引は、オンバランス取引といいます。
オフバランス取引の例 流動化・証券化、保証、リースなど。
●シンジケートローン
大規模開発などに資金調達で、
金額が大きすぎて1つの銀行だけでは対応できないケースがあります。
このような場合、他の金融機関を招集して融資を行うような融資スタイル。
