220512 小飼弾 / 『小飼弾の超訳「お金」理論』 読書グラフィ 今日読んだ本
読書グラフィ 今日読んだ本
★小飼弾 / 『小飼弾の超訳「お金」理論』
●お金の正体とは何なのか?
「共同幻想」です。
●フェイ
直径60センチメートルから1メートルほどの大きさの石貨で、
巨大なものになると直径3メートル、重さは5トンにもなるそうです。
大きな石貨の場合は、保管場所を変えずに所有権だけ移転するのだそうです。
●複式簿記
12世紀頃、経済史上、いや人類史において、
非常に重要な発明がなされました。
●「借金しないことが偉い」と思っている人が多いのですが、
借金できるだけの「信用を持っている」ことのほうが偉いのです。
●お金の貸し借りによって、経済規模が拡大していく。
例 AさんとBさんがいて、BさんがAさんから100万円借りるとする。
Aさんのバランスシートは、貸付金と資本がバランスして変わらない。
Bさんのバランスシートは、資産+100万円と負債100万円が上乗せされる。
→AさんとBさんのバランスシート全体では、+100万円高さが高くなる。
●バランスシートには、現金に近い資産ほど上に書くことになっている。
流動資産と固定資産では、流動資産が先。
●よいバランスシートとは何か。答えは簡単で、
左側の「資産」に占める現預金(およびそれに準じる資産)の割合が高く、
右上の「負債」の割合が低いこと。
●家を買うほうが「ハイヤーリスク、ハイヤーリターン」
●最初に世の中を変えようとするのではなく、
もっと小さな力で動くものから手をつけるべきです。
自分の考え方を変えるのが、一番エネルギー効率のよいやり方です。
考え方を変えて、自分の行動を変えるところまで持っていけるようにする。
●好きなものがある人間は、放っておいても勝手に学んでいくから、
周りがとやかく言う必要はありません。
そういうタイプでないのであれば、
好きなことを無理矢理に探さないほうがいいでしょう。
その代わり、嫌いなことは避けるようにしたほうがいい。
●働きバチと女王バチの違いを生むのは、エサです。
ローヤルゼリーという栄養価が高く、
特別な栄養分を含んだエサを与えられた幼虫は女王バチになる。
●トマ・ピケティ『21世紀の資本』
世界は「r>g」になっていることを明らかにしました。
r = rate of return on capital(資本収益率)
g = the growth rate of economy(経済の成長率)
ものすごく乱暴にまとめてしまえば、
資産から得られる売却益や配当、利子、家賃収入といった不労所得が、
労働者の給料の伸びよりも多いことを示しています。
●株を買った場合、消費税は掛かりませんね。
投資をしても、「消費」さえしなければ消費税はかからないわけですから、
金持ちからすれば消費税はとても節税しやすい。
不動産もそうですね。
日本の場合、例えばマンションや一戸建ての住宅、
つまり上物を購入したら、消費税が掛かってきます(例外はあります)。
ところが土地取引を行う際には、基本的に消費税はかかりません。
●トリクルダウン理論
富める者が富めば貧しい者にも富が自然と行き渡る。
