220428 吉村尚美 / 『「平熱37℃」で病気知らずの体をつくる』 読書グラフィ 今日読んだ本
読書グラフィ 今日読んだ本
★吉村尚美 / 『「平熱37℃」で病気知らずの体をつくる』
●体温が1℃下がるだけで、免疫力は約3割下がるとされており、
アレルギー疾患や各種感染症などのリスクも高まってきます。
がん細胞は35℃台で最も活発に増殖するという研究結果も出ています。
●一口20回以上、できれば30回ほど噛むことを心がけましょう。
消化が良くなるだけでなく、
よく噛んで食べるという行為そのものが熱を産生して、
食事をした後の代謝量が増えます。
このことをDIT(食事誘発性熱産生)といいます。
●できるだけ加熱調理した料理を中心に食べましょう。
野菜は生のまま食べるよりも、火を通すほうが体を温めます。
作りたてを温かいうちに食べるのが理想です。
●胃液が薄まって胃の消化吸収に支障をきたすので、
食事中はあまり水分を摂らないようにしてください。
特に冷たい飲みものは胃を冷やし、
内臓機能が低下して代謝が下がります。
氷入りの冷たい飲みものは絶対に避け、
常温、または温めて飲むようにする習慣をつけましょう。
●発酵している飲みものは体を温め、
発酵していない飲みものは体を冷やす。
例 体を冷やす 緑茶、コーヒー、ビール、コーラ、白ワイン、サワー
体を温める 紅茶、番茶、ほうじ茶、日本酒、赤ワイン(無添加)、
黒ビール(常温)、ハーブティー
●筋肉をしっかりつけることができれば、
全身の血流が良くなって代謝が活発になり、体温も上がります。
●体内の有害ミネラルは、次のような割合で体外に排出されます。
便・・・75%
尿・・・20%
汗・・・3%
髪・爪など・・・2%
●ストレスから身を守る、4つのメンタルケア
(1)マイペースを貫く
(2)完璧主義を捨てる
(3)思考パターンを変えてみる
(4)今のストレスに向き合う
・自分にとって、今何がつらいのか。
・それに対して、自分はどうしたいのか。
・現実的な解決策は何か。
●近年、「笑い」の効果が注目されています。
日常生活でいつも笑顔を心がけることによって、
見た目の好印象や人間関係の円滑化はもとより、
健康増進や美容など、さまざまな効果が得られるというものです。
●「笑顔効果」は、いわゆる作り笑いでも得ることができます。
私たちの脳には、「笑う=楽しい」という回路がインプットされています。
たとて作り笑いでも、脳が「楽しい」と錯覚をして、
本当の笑顔のときと同じようにエンドルフィンの分泌や
NK細胞の活性化が行われるというメカニズムです。
エンドルフィンは脳内麻薬(脳内モルヒネ)とも快楽物質とも呼ばれ、
気分が高揚し、多幸感を得る効果がある物質として知られています。
がん細胞を攻撃するNK細胞(ナチュラルキラー細胞)が活性化して
免疫力がアップし、さまざまな病気の予防になるといわれています。
●アーユルヴェーダの中に、
「五感に働きかける健康法」というものがあります。
色にはさまざまな治癒効果があり、これを利用して五感を刺激すれば、
病気を予防したり、健康を促進したりするというものです。
低体温に効果的なのは、赤色です。
赤色は血液に関係する色で、体に熱を起こしたり、
赤血球の産生を促したりする色だといわれています。
●黄色・・・理解力と知性を刺激する。
緑色・・・心をしずめて感情を和らげ、幸福感をもたらす。
青色・・・肉体を落ち着かせて冷ます作用を持つ。
紫色・・・意識を覚醒させて頭を軽くして、近くをとぎすませる。
●太陽の光に含まれている「育成光線」を
浴びることがとても大事だといわれています。
電磁波は一概に有害というわけではなく、
むしろ人間の健康に良い影響を及ぼす電磁波もあり、
その一つが太陽の光に含まれている、熱効率の高い遠赤外線です。
●テラヘルツ波
光と電波の境界に位置する、新しい電磁波。
そのうち、人間の体にとても良いといわれる
テラヘルツ波領域の約4~14マイクロメートルの波長を、
「育成光線」と読んでいます。
例えば日なたぼっこをすると、
体の奥までじんわりと温まる感覚があります。
これは、体の中心部まで到達した育成光線が、
体を内部から温めてくれる効果によるものです。