210428 池田弘 / 『ライフデザイン力 未来を切り開く力の育み方』2 読書グラフィ 今日読んだ本
読書グラフィ 今日読んだ本
★池田弘 / 『ライフデザイン力 未来を切り開く力の育み方』
●子どもは親の背中を見て育つ
まずは自分自身がそのように振る舞い、手本として姿を見せつけるのです。
理想的なのは親が志を開いて目標を持って生き、
その姿を子どもに見せることです。
また、親が日常的に見せている姿は、
親が発する言葉の力強さや子どもの受け止め方に大きな影響を与えています。
よくも悪くも言行が一致していれば、
子どもに向けた言葉が強く響くようになるのです。
新しい知識の獲得をまったくしない親が、我が子に向かって
「勉強は大事なんだ」と言ったところで、さすがに子どもの心に響きません。
●より直接的な方法があります。
それは子どもに目指してもらいたい姿、生き方などを
具体的な言葉にして家訓にする方法です。
これを子どもが目にする場所に貼るのです。
さらにときどき一緒に唱和したり、内容について話し合ったりすると、
子どもに強く確実に伝わります。
●「勉強しなさい!」
ほとんどの親は、
子どもにプラスになると信じたり期待したて発していますが、
そのわりに効果はあまりないようです。
子どもが勉強をしないのはそれなりの理由があります。
たいていの場合は、取り組んでいる勉強が楽しくないか、
必要性が感じられないかです。
自ら求めて勉強ができるようにしたり、楽しんで勉強ができる方向に
我が子を誘うように努めたいものです。
もちろん、これは簡単なことではありません。
まずやるべきは子どもの心を理解することです。
そのためにはいろいろなことについて話し合ってみるといいでしょう。
子どもが興味を持っていることを理解したり、
あるいは興味を持たせたいことの魅力や必要性を伝えたりしながら、
とにかく子どもがあることに
自ら頑張って取り組むことができるように誘ってあげるのです。
親子関係で大切なのは、
子どもが親からの愛情を感じられるようにすることです。
信頼関係を築いていれば、子どもは安心して様々なことに挑戦できます。
また、親が発する言葉に対して素直に耳を傾けるようになるものです。
「将来〇〇になりたいと言っているけど、いまの成績では難しいよね」とか
「自分で決めたことなんだから頑張って続けよう」といった、
子どもの心に強く響く言葉を選択して投げかけてください。
●親としては、子どもが自主的になにかに挑戦して結果を出し続ける方向に
導くことを目標にしたほうがいいと私は考えています。
たとえ好ましい結果には結びつかなかったとしても、
挑戦の最中に体験したことは必ず将来につながります。
●一流の人を育てた親の家庭教育は本当に様々で、
考え方や方法論は家庭によって大きく異なります。
あえて共通している点をあげるとすると、
子どもが進みたい、ないしは子どもに進ませたい道を歩むことに対して
親が全面的にサポートしていることです。
●幸福の形には大きく分けて二種類あります。
(1)不易の幸福
変化しない本質的なもの、つまり不変の法則や心理のようなもの。
(2)流行の幸福
時代や環境の影響を受けてそのときどきで変化するもの。
●実践行動学 3つの理念
(1)人は限りない可能性を持っている。
(2)目標のある人生は素晴らしい。
(3)情熱とスキルが目標を達成する。
●ふだんからできるだけネガティブなことを口にせず、
逆にポジティブなことを口にするように心がける。
ポジティブなことを口にしていると、
それにつられるように心や思考がポジティブになります。
ポジティブ思考でいると、
現象もだんだんとポジティブな方向に変わってきます。
●目標が明確で、それをたえず意識しているときのほうが
持てる力を発揮しやすくなります。
進むべき道がはっきりしているとき、
人は自信を持って意欲的に行動することができます。
自分自身でいろいろなことを考えながら、
主体的、積極的に動くことができるのです。
目標に向かって真剣に取り組み、努力することができれば
それだけでも毎日の生活の中で得られる充実感は大きくなります。
●大きな目標は達成するのが困難です。
目標の達成を一気に目指すのではなく、
目標の達成に欠かせない小さな目標を段階的に設定して、
それらを確実に達成していくことを目指すのです。
小さな目標を達成する成功体験を積み重ねていきながら、
最終的に大きな目標の達成につなげるのです。