210426 池田弘 / 『ライフデザイン力 未来を切り開く力の育み方』 読書グラフィ 今日読んだ本
読書グラフィ 今日読んだ本
★池田弘 / 『ライフデザイン力 未来を切り開く力の育み方』
●モンテッソーリ教育
イタリアの医師、マリア・モンテッソーリが考案した教育法で、
子どもたちの五感を柔らかく刺激する環境を整えるなどしながら、
知的好奇心が自発的に現れるように誘うものです。
●小学校低学年は、幼児期の要素を残しつつ、
善悪の判断や言語能力、認識力などが高まる時期です。
規範意識の形成に加えて、
知識や感性を高めることに重点を置くような子育てや教育が適している。
小学校高学年は、
物事をある程度客観的かつ分析的に見ることができる時期です。
この頃から少しずつ自らの志を考える方向に導くとよいでしょう。
本格的な検討はまだ難しいですが、
それでも社会や集団の規則も理解できるようになっているので、
社会との関わり方を含めて
自分の人生について考えることを始めることができます。
●青年期の始まりは中学生ですが、この頃の子どもは思春期に入って
家族や友人と異なる自分独自の内面に気づいたり、
自分の思いと現実のギャップに悩んだり苦しんだりします。
こうした葛藤は自らの生き方の模索につながるので、
じつは中学生は志を開くのに適している時期だといえます。
この頃には自分が進むべき方向をある程度決めたいものですが、
一度決めたら絶対に守らなければならないようなものではありません。
ここで重要なのは、自分の心と向き合いながら、
自分自身の人生について深く考え、自分の志を決めることです。
志は一度決めれば終わりというものではありません。
その先の人生の中でいろいろな問題にぶつかりながら、
大幅ないし小さな変更を余儀なくされることはよくあります。
そういう検討ができるのも、
じつは漠たる形であろうと自分なりの志があるからです。
●青年期の後半になる高校生は、
開志を固めたり見直したりしながら、社会に出る準備を行うといいでしょう。
アルバイトなどで実社会で働く機会があるでしょうから、
社会との関わり方をしっかりと考えることは大事です。
そううすることで卒業後の進路を考えやすくなるし、
実際に社会に出てからの戸惑いが少なくなったり、
自分が進むべき道を力強く進むことができるようになるでしょう。
●世の中は常に変化しているので、
ある時期に取り入れた知識だけで一生を暮らすのは困難です。
そうした変化に対応するために、
自分が過去に獲得した知識や技能をヴァージョンアップしていかないと、
時代の流れに取り残されてしまうのは目に見えています。
変化に柔軟に対応することが大事で、何歳になろうと学ぶ姿勢を忘れず、
必要なことを必要なときに学習し続けることが、
道を切り開いていくための大きな力になるのです。
できることの幅や活動の場が確実に広がります。