210325 成毛眞 / 『情報の「捨て方」』4 読書グラフィ 今日読んだ本
読書グラフィ 今日読んだ本
★成毛眞 / 『情報の「捨て方」 知的生産、私の方法』
●みんなと同じ情報しか得られていなければ、
みんなと同じ「判断を下したり行動を起こしたり」という結論になる。
●情報の3分類
(1)インテリジェンス
インサイダー情報。
ある組織の限られた人しか知らない情報。
文字になった時点でインテリジェンスではなくなる。
人の口から発せられる情報は、届く範囲が限られています。
だから、インテリジェンスたりえます。
しかし、可視化された情報はコピーが容易で拡散しやすい。
紙に書かれたらその情報の価値は激減する。
(2)インフォメーション
インテリジェンスでなくなった情報。
ここでは「常識」と訳したほうが適切かもしれません。
限られた人だけが知っているのがインテリジェンス、
そうでないのがインフォメーションというわけです。
(3)データ
インフォメーションに似ています。
しかし、インフォメーションには早く手に入れたほうが価値が高く、
徐々にその価値が減っていくという性質がありますが、
データにはそれはありません。
●持っている情報量による人間の3分類
(1)非常識
インフォメーションすら知らない。
(2)大衆
インフォメーションだけを知っている。
(3)情報通
インテリジェンスもインフォメーションも両方持ち合わせている。
●情報量は増えたが、人間の能力は進化していない。
できること。それはまず、触れる情報を選抜することです。
選りすぐり(えりすぐり)の情報を多く持つ人と、
それ以外の人に二分されるのです。
言葉を換えれば、
情報を使う人と情報に使われる人との差が広がっていく
ということになります。
情報に使われる人のなかには、無駄な情報に振り回される人と、
そもそも情報に対しての貪欲(どんよく)さに欠ける人の両方が含まれます。
●情報として価値があるのは事実、つまり、
実際に起きていることだけだと思っています。
いつ、どこで、誰が、何を、どのように、どうした。
文章を読むとき、話を聞くときは、
この5W1Hのエッセンスを抽出して、そこに紛れ込む、
書き手や話し手の思い込みや願望は排除しています。
□『NHKニュース』
□『47NEWS』(よんなな)
□新潮社『Foresight』(フォーサイト)
https://www.fsight.jp/ ※有料
□『Newsweek』
https://www.newsweekjapan.jp/ ※日本語版
□『クーリエ・ジャポン』
https://courrier.jp/ ※有料
□『The Economist』
□『Natureダイジェスト』
●広告は、流行を端的に表しているため、
門外漢が全体を把握するのに適している。
●大学では何を教えているかというと、
私は、学習法を教えているのだと思っています。
未知のものごとに出会ったとき、
それをどうやって理解し、自分のものにしていくか、
そのプロセスを学ぶ場が、学校なのです。
それこそが教養なのかもしれません。