200204 ひきたよしあき / 『机の前に貼る一行』3 読書グラフィ 今日読んだ本
読書グラフィ 今日読んだ本
★ひきたよしあき / 『机の前に貼る一行』
●勉強する楽しさって、わかった瞬間の喜びを味わうことなんです。
確かに問題を解いている時はつらいです。投げ出したくなります。
でも解けてしまうと、
その苦しみの何倍ものうれしさを神さまが与えてくれます。
大きな自信も得られます。
●さわやかとすがすがしい
「すがすがしい」は、初夏の季語。
「さわやか」は、秋の季語。
●ゆっくり前へ
「宿題を早く終わらせたい」「早く逆上がりができるようになりたい」と、
「早く、早く」という気持ちがいっぱいあるはずです。
でも、あせって雑にやっていたら上達しないし、楽しくないんだよね。
「ゆっくり前へ」、そんな気持ちで少しずつ前進していきましょう。
●イチロー選手が、日米通算4000安打を達成したときの言葉
「4000のヒットを打つには、
8000回以上はくやしい思いをしてきています。」
「常に自分なりに向き合ってきた事実はあるので、
誇れるとしたらそこじゃないかと思う。」
何か一つ成功しようと思ったら、その倍以上の失敗をする。
それでもにげない。目をそらさない。
はずかしい自分と真剣に向き合った人の上に勝利の栄冠がかがやきます。
●牛になることはどうしても必要です。
小説家 夏目漱石が、芥川龍之介にあてた手紙の中に出てくる言葉。
足の速い馬のようにすぐに成績を上げたいと考えがちです。
でもそれは長続きしません。
今、努力が報われず、なかなか進歩しないあなた。
大丈夫。
自分を牛だと思って、負けずに押していきましょう。
●視て、観て、察する(みて、みて、さっする)
実業家 渋沢栄一の言葉。
「視る」・・・目で相手を見ること。人の外面を見る。
「観る」・・・頭を使って考えること。
相手の言葉や表情をじっくり考えてください。
「察する」・・・心で想像します。相手の望み・気持ちを察してください。
目で外面を見る。頭で内面を考える。心で本心を想像する。
人を判断するには、これくらいていねいに見なくてはいけないと
渋沢栄一は言っています。
●少しいやなことを期限つきで始める
例:今日一日だけ
スポーツ心理学者 ジム・レーヤー
「~だけ」と期限つきで努力すると継続力が身につくと唱えている。
●グリフィンの祈り 南北戦争時代の名もなき兵士の詩
ニューヨーク大学のリハビリセンターの壁に患者さんが書いた詩
大きなことを成しとげるために 力を与えてほしいと求めたのに
謙虚さを学ぶように 弱さを授かった。
賢明であるようにと 貧困を授かった。
得意にならないようにと 失敗を授かった。
人生をよく味わうようにと 平凡な人生を与えられた。
●人のいのちも、ものも、両手でいただきなさい。
キリスト教 修道女 渡辺和子さんの言葉。
赤ちゃんをだく時に、片手でだくお母さんはいないよね。
大切なものをていねいにあつかおうとする時、
人は両手を使うものなのです。
だれかから品物をいただいた時も、両手でしっかり受けとります。
片手で簡単にすむことも、
赤ちゃんをあつかうように、大事に、ていねいにあつかってみる。
「ありがとう」の気持ちをこめて両手でしまいます。
ちょっと意識するだけでもかまいません。
ものを「ぞんざい」にあつかうことをやめ、
両手で包みこむような気持ちで接する。
●自分は、たった一つしかない、宝物だ。
武内昌美『いじめ-闇からの歌声』に出てくる言葉。
●小さい時は、絵でも、作文でも、
思いついたことをぱっとかける。
でも、少し成長すると、
「みんなはどう思うだろう」
と外側から自分を見る目が育つのです。
きっとあなたもそうです。
「私は今、成長しているんだ」と考えましょう。
●「じーん」を大切に。
●八木重吉 詩「雲」
くものある日 くもは かなしい
くものない日 そらは さびしい
●五気「勇気、強気、平気、志気(しき)、元気」
(1)勇気
最初の一歩をふみ出す気力のこと。
(2)強気
自信を失った時、昔の成功体験を思い出す。
(3)平気
正岡子規の言葉。
「平気、平気」とつぶやくことで、痛みや不安をふき飛ばした。
(4)志気
絶対に志(こころざし)を通そうとする力。
最後の一行まであきらめるな。
(5)元気
最高の状態で本番に臨めるように、ご飯を食べ、睡眠をとること。
●宮沢賢治の言葉「かなしみはちからに」