210119 竹内 龍人 / 『進化する勉強法』3 読書グラフィ 今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

★竹内 龍人 / 『進化する勉強法:漢字学習から算数、英語、プログラミングまで』

●興味が持たない場合は、子どもに自分で教材をえらばせてみるとよい。

●私たちは、いくつかの「記憶装置」を脳の中に持っています。

・長期記憶・・・

 数学の公式や英単語の意味を

 何年ものあいだ覚えておくために必要な記憶装置。

・手続き記憶・・・

 自転車の乗り方や泳ぎ方のように体で覚える記憶。

・ワーキングメモリー・・・

 短い間(例えば数秒)重要なことを記憶するために使われます。

●プレッシャーにより頭が真っ白になるのは、

 ワーキングメモリーが働かなくなるから。

●不安感を取り除く方法の1つに、

 不安に感じたりつらく思ったりすることをしっかりと見つめ直し、

 長い間にわたって感じたことを書きとめるという方法があります。

(expressive writing、心中を表出するライティング)

(実験では)テスト前に不安感を書き出すという作業をするだけで、

 不安や緊張が弱まり、ワーキングメモリーを

 しっかりと働かせることができることがわかりました。

 自分の心の中でうずまいている不安な気持ちを文章にしてしまうことにより、

 その気持があたかも他人事であるかのように作り変えられてしまう。

 主観的であったはずの不安な気持ちを、

 客観的にとらえることができるようになるのです。

 小学生など、文章を書くこと自体が重荷になる場合、

 自分の気持ちを話すだけでもよいのです。

 ただし、子どもが不安を口にした時には、

 それに対してネガティブな反応をしてはいけません。

●ルーティン効果

 ルーティン(routine)とは、

「日常の仕事」や「決まった動作」といった意味の英語です。

 練習で繰り返した動作を本番でも行うことによって、

 プレッシャーがかかる大事な場面でも

 練習と同じような気持ちになることを目指すのです。

 練習と本番で同じ動作を何回も繰り返すことによって、

 練習時に感じている冷静さや落ち着きを

 本番で思い出せるようにしているのです。

 学習時のルーティンの例:

 目をつぶって少し考える。

 お気に入りの参考書をめくってみる。

 同じブランドの鉛筆を使う。 など

●自分で期限を決める効果

(実験では)期限を自分で設定した学生の方が、

 期限を全く設定できなかった学生よりも、宿題の出来がよかった。

 強制的に期限を決められたグループよりも、

 自分で期限を決めたグループの方が、

 宿題のための勉強を楽しく感じていました。

●期限を決めるというプレッシャーによって内容がよくなるのは、

 作文や論文、エッセイなど、

 自分からわき出てくるアイディアが重要になってくるような課題です。

●平均への回帰

 成績は上下しながら、平均に落ち着く。

 誰もが逃れることができない「法則」。

●どこに答えがあるかわからない難しい問題に取り組むときには、

 睡眠がひらめきを与えてくれることがあるとわかりました。

 ただ寝るだけではダメで、まずは学習し、

 そのあとにしっかり寝ることが必要。

●直前に学習したことをできるだけ記憶に残すには、

 学習した直後に、何も考えずにリラックスするのが一番よいのです。

 休けい時間には頭を使わない。

 たとえ何かを記憶しようとしなくても、

 休憩時間に頭を使うだけでその直前に覚えたことを忘れがちになる。

●集中を切らさない方法の一つは、

 勉強の邪魔をしない他者の近くで勉強することです。

 自宅リビングや図書館・自習室などで学習するのは有効です。

 解けそうにない問題にあたったら、

 とりあえずそれは飛ばして先に進むといった工夫も効果があります。

 全くできなくてギブアップしてしまうと、

 そこで集中が切れてしまうからです。

#読書 #子育て #自己啓発

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