Product 商品の市場を概観し、狙いどころを決める 比較表(ベンチマーク)

商品を開発する際に必ずすることの一つに、競合品の調査があります。商品化したとしても、他社より価格が高すぎたり、同じ価格でも機能が不足していたりしては売れません。しかも、機能をふんだんに取り入れようとするとコストが際限なく上がってしまいます。
そのため、機能と価格のバランスを見て開発する商品の目指すところ、落としどころを決めるために役立つのが、市場の商品のスペックを比較する表です。ベンチマークと呼ぶところもあるようです。
私の場合は、横に「個々の商品」、縦に「スペック情報」を並べるようにしています。最近ではAmazonに定番から少し変わった商品まで掲載されていて価格も底値に近いので、こちらで検索してデータを取得することが多いです。
もちろん商品数がとても多いので、表に入れる商品は価格帯を開けながら数商品ずつ選びます。価格帯は、商品の価格にもよるので一概には言えませんが、価格と機能が近いものは代表的な1~2商品を選びます。
スペック情報については、サイズや質量は必ず、他の項目については、その商品の特徴的な部分については独立した欄を設け、その外については、備考欄にコピペして、見易いようにテキストを編集します。
B-1024x727.jpg)
比較表は、商品企画アイデアの検討や提案時に必須となるものですが、競合商品が多くても、あまり調査にばかり時間をかけていられません。そのため、表に載せる競合品の選定が肝になります。あれもこれもと載せたくなりますが、あまり多くの商品を載せても他の人が読むのも大変で読んでくれなくなるので、ポイントを押さえて厳選しましょう。